【新時代の教育】ミネルバ大学 話題の本を読んで見えたその全貌

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この記事を読んでいるあなたは、
海外の教育に興味がある
ミネルバ大学について知りたい
そんな思いを持っていると思います。
 
わたしも自分が義務教育を受け、日本の高校・大学へ進む中で、海外の教育事情やそもそも「教育」って何なのかとても興味を持ってきました。特に、「ミネルバ大学」という海外の教育機関のことが知りたくて2年くらい前から調べていました。
 
この記事では、まだまだ日本でも世界でも知られていない「ミネルバ大学」に迫り、先日ダイアモンド社から出版された本『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』の書評と合わせて紹介します。記事を読み終える頃には、あなたもミネルバ大学のことを知ってこれからの時代の「教育」について新たな視点を得られるでしょう。
ミネルバ大学とは、「キャンパスを持たない新しい大学」です。
2014年にアメリカのサンフランシスコで創設されたばかりですが、合格率は1.9%で「世界で最も入りにくい大学」と言われ、独自の教育に注目が集まっています。
 
学生は授業をオンラインで受けながら、世界7か国で4年間を過ごすカリキュラムが組まれています。
キャンパスを持たないというのは、オンライン授業で終わるというわけではありません。滞在都市にある施設をキャンパスとして活用し、学生はミネルバ大学が各都市で借りている寮で生活をします。
 
専攻分野は、人文科学・計算科学・自然科学・社会科学・経営学がありますが、そういった専門知識よりも「一生涯使える実践的な知恵」に重きをおき、4年間を過ごします。
 
日本語では「ミネルバ大学」と言われますが、正式名称は「Minerva Schools at KGI」
ミネルバプロジェクトとケック応用生命科学大学院大学(KGI)が共同で創設したことから、このような名前になっています。現在は、大学と大学院のカリキュラムを提供しています。
 
大学名である「ミネルバ」は、知恵を司る女神を意味します。女神の姿はさまざまな教育機関で紋章に取り入れられています。まさに、大学のカリキュラムと信念に沿った名前です。
 

2. ミネルバ大学に日本人はいるのか

 
「日本人合格者は3名いる」と本には書かれています。
しかし、その3名が学部生を指しているのか大学院生も含んでいるのか定かではありません。
今回は、メディア等を通してわたしが知っている日本人のミネルバ大学在学生を紹介します。
大学は日原翔さんと片山晴菜さん、大学院は橋本智恵さんです。
 
ミネルバ大学の日本人である日原さんと片山さんは海外の高校を卒業後、ミネルバ大学に入学されています。一方で、大学院に在学している橋本さんは日本の大学卒業後、8年間社会人として働かれたのちミネルバ大学の修士過程に進まれました。
 
ミネルバ大学で学ぶ日本人学生は、みなさんブログやメディアのコラムを書いていらっしゃるようです。
ブログやコラムでは、日々の学びやミネルバ大学を志したきっかけについての記事もありました。
ぜひ、興味がある方は見てくださいね。
 
わたしも日々、たくさんの刺激を受けながら記事を読ませてもらっています。
 
日原翔さん
 
 
片山晴菜さん
 
 
橋本智恵さん
 

3. 本『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』の書評

 
本は約300ページありましたが、興味深く、ミネルバ大学の全体像を知るのにぴったりな1冊でした。
内容は、大学創設からその発展と教育内容、そして日本での展開について書かれています。
ここからは、読んで思ったことや考察について書いていきます。

大学創設までの道のり

ミネルバ大学は、2014年にシリコンバレーの起業家ベン・ネルソン氏と、ハーバード大学の元社会科学学部長であったスティーブ・コスリン教授が立ち上げました。
大学の創設といえば、日本では明治時代など「歴史」として語られることが多いですが、ミネルバ大学は全くちがいました。それもそのはずです。つい4年前の出来事なのですから。
 
創設にまつわるストーリーは、「まるでベンチャー企業の設立の話」みたいでした。
 

挑戦的な教育

世界7都市(サンフランシスコ・ソウル・ハイデラバード(インド)・ベルリン・ブレノスアイレス(アルゼンチン)・ロンドン・台北)を巡る「キャンパスなしの大学」と合わせて、ミネルバ大学を特徴付ける「一生涯使える実践的な知恵」を大学一年生に徹底して教える教育が面白いと思いました。
 
「一生涯使える実践的な知恵」は、個人の能力である「クリティカル思考」と「クリエイティブ思考」そして、対人能力である「効果的なコミュニケーション」と「効果的なインタラクション」から成り立つと説明されていました。
 
わかりやすくすると、こんな風に表せるのではないでしょうか。
 
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入学や学費について

入学審査料は無料で、SAT(アメリカの高校生が受ける大学進学のための標準テスト)は審査対象ではないことや、学費が150万と日本の私立大学とあまり変わらないことが驚きでした。
 
日本からは、東大京大や早慶への合格者の出ていない公立高校からも合格者が2017年に出たそうです。
本で書かれていた、「ミネルバ大学はトップ海外大学へ入学する時に立ちはだかる4つの壁を創立からわずか数年で全て壊した」ことも興味深いと思いました。
 

<4つの壁>

①日本人には無理
②帰国子女以外は無理
③国際バカロレア教育を受けていないと無理
④偏差値上位校でないと無理
 
ミネルバ大学の入学基準と教育はどれほどエリート志向なのか、今後の動向に注目が集まります。

4. まとめ

「世界で最も入りにくい大学」と言われ、創設からわずか4年のミネルバ大学と大学について書かれた本を紹介しました。
 
ミネルバ大学で現在学んでいる日本人学生や、その新しい教育を通してさまざまな発見があったと思います。
 
ミネルバ大学の教育は役に立って、今までの大学教育は意味がないのかもしれない
今までの教育ではAI(人工知能)に仕事を奪われてしまうかもしれない
そんな思いでこの記事を読み始めた人もいたかもしれません。
 
わたしも、ミネルバ大学のことを初めて知った時は、自分の受けてきた教育に不安を抱きました。
 
しかし、今回ミネルバ大学について調べ、本『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』を読み、全貌が明らかになる中で
 
ミネルバ大学の教育の「実践的な知恵」なら今から身に付けることでAIに負けないわたしになれる
 
と前向きな気持ちになれました。
 
ミネルバ大学で学べなくても、その教育を知ることで、いいところは盗むことができます。
まだまだエリート志向の強いミネルバ大学ですが、これから卒業生が社会に出た時に、世界にどんな影響を与えてくれるのか楽しみです。

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